「養蜂」田中稜月「social-survivor」

「社会性ハナバチ」研究

こんにちは。田中です。

私は以前(前々々職時代に)、「養蜂」をしていた経験があります。

当時、「都市型養蜂」がブームになり、私が勤めていた職場でも、地域連携の一環として「ミツバチプロジェクト」という養蜂活動に取り組んでいました。

毎週末の午前中、メンバーが集まっては、巣箱を隅から隅まで点検します。

「女王バチの安否や産卵状況の確認」「王台の有無(女王バチの世代交代の兆し)の確認」「蜂数に大きな変動はないか」「蜂たちの健康状態の確認、巣箱周辺の死骸の数の確認」「ハチミツと花粉の貯蔵状況」「スズメバチなど天敵の警戒」等といった一連の作業を繰り返し、余剰のハチミツを絞り、必要に応じて給餌し、巣板を増やしたり減らしたり。

春には寒さ対策、夏には蜜枯れ対策とスズメバチ対策、秋には台風と病気対策、越冬対策、冬には翌シーズンに備えて巣板の修理したりする傍ら、純粋な蜜蝋で蝋燭やリップクリームを作って、販売して資金調達をしたり、普及活動をしたり、それはもう多忙な日々でした。

養蜂は、外来種の「セイヨウミツバチ」に働いてもらうのですが、それでも「国産ハチミツ」はかなり高価なものです。

「いかにして、蜂たちをより健康で、生産性の高い状態で維持するか」を肌で知り考え抜く、それも大抵炎天下の作業となりますが、なんのその。年がら年中ミツバチのことで頭がいっぱいになっていました。

デスクワークが多い中で、数少ない「地に足の着いた」作業は、その過酷さとは裏腹に、とても充実したものでした。

職場では「ミツバチと言えば、田中」と言われるほど、本業以上に力を入れ、研究し、没頭しつくしました。

ミツバチは、分業に基づく社会を作り上げ、かつ、無性生殖で生まれる雄バチを作り出すことで、「真社会性ハナバチ」と言われます。

初めて巣箱を開けて、ずっしりと蜜と蜂たちの重さを実感したこと。

本や動画でしか見たことがなかった「8の字ダンス」をはじめて見て感動したこと。

可愛がっていた蜂に目の上を刺されて「お岩さん状態」に陥ったこと。

「二ホンミツバチはスズメバチを撃退できるが、セイヨウミツバチはスズメバチを撃退できない」という定説の中、セイヨウミツバチがスズメバチを「蜂球」で抹殺して撃退するのを目の当たりにしたこと…

私は、既にこの時、養蜂を通じて「天人合一」を手探りし始めていたのだと思います。

今でも、季節の「蜜源植物」の花を見掛けると、目敏くミツバチを探してしまう癖が残っています(熊蜂に頭を噛まれたトラウマを抱える春光先生の前では黙っています)

そして、一匹のミツバチを見かけると、一気に知覚空間が変って、半径5㎞の空気の球の中心に私自身がいて、その中にミツバチが遍在している…と感じられるようになりました。

それは一種のトランス感覚ですが、今にして思えば、着実に「八卦掌」に向かっていたのだと思います。

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